インターネットが死ぬ日

インターネットが死ぬ日 (ハヤカワ新書juice)

まだ、読んでいる途中なので感想というわけではないのだけど、インターネット黎明期のエピソードとして、こんな話が書かれている。

これは初のインターネットワームと言われるソフトウェアで、コーネル大学の大学院生、ロバート・タッパン・モーリス・ジュニア(当時23歳)が作ったものだった。彼はニューヨーク州イサカの端末から、まず、MITのコンピューターをワームに感染させた。ワームは感染したマシンにあるアドレスブックを次々にチェックし、インターネット上にある他のコンピューターをみつける。動作はシンプル。自分のコピーを他のマシンに送り、そのマシンですでに動いていたソフトウェアと一緒に自分のコピーを走らせる。これをくり返すだけである。

このワームは、わずか1日の間に当時インターネットに接続されていたコンピューターの5%から10%に感染したと言われている。

(中略)

こんなことをなぜしたのかと尋ねられたモーリスは、インターネットに接続されたマシンの台数を数えたかったと答えた(パソコン通信サービスでは会員数が正確に把握できたが、シンプルなインターネットにはそのようなメカニズムがなかった)。解析してみると、モーリスのプログラムはそのような機能となっていた。ただ、ちょっと間抜けな作りになっていたのだ。きちんと作られていればホストの動作速度が落ちることはなく、注意を集めることもなかっただろう。そうすれば、数日あるいは数ヶ月もインストールされた状態が続き、「存在確認」メッセージをモーリスが指定したマシンに送るなど、さまざまな活動を行い、デジタル的集計が行えたはずであった。

(中略)

モーリスの行動に対しては、コンピューター研究者のコンセンサスとして、一定の処罰に値するが「前途を閉ざすほど厳しい」ものとすべきではないとした。モーリスに対して下された処罰は、まさしくそのようなものだった。モーリスが正式に謝罪したほか、刑事裁判では、3年間の保護観察、400時間の労働奉仕、10,050ドルの罰金が言い渡された。しかしキャリアが失われることはなく、その後モーリスはハーバードに移り、1995年に友人と起業したドットコムスタートアップを1998年、ヤフーに4,900万ドルで売却する。博士号も取得し、現在はMIT教授として活躍している。

ロバート・モーリス、ベンチャー、4,900万ドルで売却、ヤフー…ってViawebをポール・グレアムと設立したロバート・モリスじゃねえか。

Robert Tappan Morris - Wikipediaを読んでみると、

He is best known for creating the Morris Worm in 1988, considered the first computer worm on the Internet.

ビンゴ!

15秒で切り替わるスライド20枚で何を伝えるか

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Originally uploaded by Barack Obama

アート・オブ・プロジェクトマネジメントイノベーションの神話を書いたScott Berkunの新しいムービーがScott Berkun on Why You Should Speak (at Ignite) - O’Reilly Radarで紹介されていたので見てみたら、えらい早口で5分のプレゼンをまくし立てる姿があった。画面下には15秒のカウントダウンをあらわすバーと、時間経過をあらわすバーが表示されている。

最初よくわからなかったが、どうもこれはO’ReillyがスポンサードしているIgniteというコミュニティ・イベントでの1シーンのようだ。Igniteは、サイトに書かれた説明によると、

If you had five minutes on stage what would you say? What if you only got 20 slides and they rotated automatically after 15 seconds? Around the world geeks have been putting together Ignite nights to show their answers.

ステージで5分という時間が与えられたら何を喋りますか? スライドは20枚だけ、それも15秒で自動的に切り替わっていくとしたら? 世界中のギークたちが、その答えを示すためにIgniteナイトに集結しています。

というイベントらしい。

日本でも定着しているライトニング・トークに比べるとさらに制約があるので、なかなか有意義なものにすることは難しそうだけれど、人前で喋るのが苦手な人にはかえって言い訳する余地があって参加しやすそうだ。日本人のライトニング・トークって基本的に時間が足りなくなる人が多いし、慢性的に時間が押し気味なイベントなんかはこういうスタイルを取り入れてみるのも面白いかもね。

とりあえず、Scott Berkunのプレゼンは熱い。

Hello, Android

Hello, Android!

このあいだのGoogle Developer Day 2009で貰ったGDD Phoneで、Hello Worldアプリが動きました。オライリーの初めてのAndroidに書かれたとおりにやってるだけですが、セットアップも転送も非常に簡単。Android SDKとEclipseとADT(Android Development Tools)を入れるだけで、5分もあればひな形を作成して実機に転送までできちゃいます。

Javaで書けるぶん、個人的にはiPhoneより敷居が低いなあ。